セラミックの歯は何年もつ?
割れる原因と長持ちのコツ【戸塚】
「自費で入れるセラミックの歯は、いったい何年もつのですか」。戸塚のご家族から治療前にほぼ毎回いただく質問です。決して安くない費用をかけるのですから、10年なのか、20年なのか、それとも数年で割れてしまうのか、見通しを知りたいのは当然です。
正直にお答えすると、「何年」と一律に言い切れる数字はありません。ただし、セラミックの歯の寿命が何によって決まるのか、割れる・外れる・境目が目立つといったトラブルがなぜ起きるのかは、かなりはっきり分かっています。この記事では、寿命を左右する要因と長持ちさせるためのコツを、家族で実践できる形にまとめました。
セラミックの歯の「寿命」は何で決まるか|
素材そのものより「周り」の変化
セラミックの歯の寿命というと、材料が古くなって傷むイメージを持たれがちですが、実際は少し違います。陶材そのものは、口の中で溶けたり腐ったりせず、色もほとんど変わりません。寿命に関わるのは、セラミックを支えている自分の歯、境目、接着、噛み合わせといった周りの変化です。ここを理解すると、何に気をつければ長持ちするのかが見えてきます。
セラミック自体は変色せず、虫歯にもならない
まず安心していただきたい点として、セラミックは歯科用プラスチックのように水分を吸って黄ばむことがなく、材料自体が虫歯になることもありません。装着したときの色と形は、材料としては長期間保たれます。「セラミックの歯が古くなった」と感じる場面の多くは、材料が劣化したのではなく、周りに変化が起きたことで相対的に目立つようになった状態です。
寿命を左右する4つの「周り」
| 起きること | 主な原因 | 防ぎ方・見つけ方 |
|---|---|---|
| 起きること:境目から虫歯になる(二次う蝕) | 主な原因:被せ物と歯の境目に汚れがたまり、その下の歯が虫歯になる | 防ぎ方・見つけ方:境目を意識した歯みがきとフロス。定期検診でのレントゲン確認 |
| 起きること:歯ぐきが下がって境目が見える | 主な原因:加齢や歯周病、強すぎる歯みがきで歯ぐきの位置が変わる | 防ぎ方・見つけ方:歯周病の予防と適切なブラッシング圧。金属を含まない素材なら黒い線は出にくい |
| 起きること:接着がゆるんで外れる | 主な原因:接着剤の経年変化、支えている歯の残りが少ない、繰り返しの強い力 | 防ぎ方・見つけ方:噛み合わせの定期チェック。外れたら捨てずに持参(再装着できることがある) |
| 起きること:欠ける・割れる | 主な原因:歯ぎしり・食いしばり、硬いものを噛む習慣、噛み合わせの変化で一点に力が集中する | 防ぎ方・見つけ方:就寝時のマウスピース、硬いものを避ける、噛み合わせの調整 |
「何年もつか」は、周りをどれだけ整えられるかで変わる
この4つを見ると分かるように、セラミックの歯の寿命はほとんどが「周りの管理」で決まります。同じ材料で同じように作っても、境目の手入れと噛み合わせの管理が続いている方と、装着後に一度も検診に来ていない方とでは、経過に差が出ます。だからこそ、年数を約束することはできないのですが、長持ちのために自分でできることははっきりしている、と言えます。
割れる・外れる・境目が気になる、
それぞれの原因と対策
ここからは、実際に相談の多い3つのトラブルについて、なぜ起きるのかと、家族でできる対策を具体的に見ていきます。どれも「起きてから」より「起きる前」に手を打てるものです。
割れる|いちばん多い原因は歯ぎしり・食いしばり
セラミックは硬い一方、陶器と同じで一点に強い力が加わると欠けることがあります。その力の代表が、寝ている間の歯ぎしりと、日中の無意識の食いしばりです。厚生労働省のe-ヘルスネットは、歯ぎしりについて「自覚症状がない場合も多く」、習慣化すると歯がすり減るだけでなく顎の関節や筋肉にも影響が及ぶ可能性があると説明し、治療法としてマウスピースを使うスプリント療法などを挙げています(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「歯ぎしり」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-028.html )。自覚がない方が多いからこそ、治療前に噛み合わせや歯のすり減り方を確認し、必要な方には就寝時のマウスピースを併用していただくことが、割れを防ぐ現実的な対策になります。
もうひとつは食習慣です。氷をかみ砕く、硬いせんべいや殻付きのナッツを奥歯で強く噛む、といった習慣は、天然の歯にとっても負担ですが、セラミックにはとくに注意したい点です。お子さんの分も含めて、家族で食べ方を見直すきっかけにしてみてください。
外れる|接着の経年変化と、支えている歯の残り具合
セラミックは専用の接着剤で歯に固定されますが、長年の使用で接着面が少しずつ変化することがあります。また、神経を取って残りの少ない歯に被せている場合は、支えそのものが小さいため、強い力で外れやすくなります。外れたときは、割れていなければそのまま再装着できることもありますので、捨てずにお持ちください。外れたまま放置すると、削った歯がむき出しになり、虫歯やしみる症状につながります。
境目が目立つ|歯ぐきの位置の変化がほとんど
入れたときは自然だったのに、数年たって境目に線が見えてきた、というご相談の多くは、被せ物が変化したのではなく、歯ぐきが下がって境目が露出したものです。歯周病が進むと歯ぐきは下がりやすく、強すぎる歯みがきも原因になります。歯ぐきを健康に保つことが、そのままセラミックの歯の見た目を保つことにつながります。境目に付いた汚れは、家庭の歯みがきだけでは落としきれないこともあるため、定期的なクリーニングが役立ちます。
家族でできる「長持ちのコツ」チェックリスト
- 被せ物の境目に毛先を当てて磨き、フロスや歯間ブラシを毎日使う
- 歯ぎしり・食いしばりを指摘されたら、就寝時のマウスピースについて相談する
- 氷や極端に硬い食べ物を奥歯でかみ砕く習慣をやめる
- 外れた・欠けたときは自分で接着剤を使わず、そのまま持参する
- 半年に一度を目安に、境目・噛み合わせ・歯ぐきの状態をチェックしてもらう
戸塚で家族の歯を長持ちさせるなら|
定期検診で見ているポイント
当院では、セラミックの歯を入れた後の定期検診で、境目の汚れと虫歯の有無、歯ぐきの位置と炎症、噛み合わせの当たり方、セラミックの欠けやすり減りの4点を確認しています。お子さんの成長や親御さんの加齢によって噛み合わせは少しずつ変わるため、「入れたときのまま」ではなく、その時々の口の中に合わせて調整していくことが長持ちの秘訣です。戸塚駅直結という立地もあり、横浜市戸塚区のご家族が検診の日をまとめて取られることも多くあります。
治療前に「長持ちする設計」を一緒に考える
長持ちは、装着後の管理だけで決まるわけではありません。治療前の段階で、その歯にどれだけの力がかかるか、歯ぎしりの有無、支えになる歯の残り具合を確認し、それに合った素材と設計を選ぶことが、後のトラブルを減らします。奥歯で強い力がかかる方には強度の高い種類を、前歯で見た目を重視する方には透明感のある種類を、という具合に、寿命の観点から素材をご提案しています。種類ごとの特徴は審美歯科のページでご確認ください。
- 戸塚モディ7階、戸塚駅に直結した場所で、休診日なしで夜20時30分まで開けています。お子さんの学校帰りと親御さんの仕事帰りで、家族の検診を同じ日に続けて受けられます
- 治療前に噛み合わせと歯ぎしりの有無を確認し、必要な方にはマウスピースの併用をご提案します
- 装着後の定期検診では、境目・歯ぐき・噛み合わせ・欠けの4点を毎回チェックします
- 外れた・欠けたなどの急なトラブルは、年中無休の体制で早めの対応を心がけています
- 保証制度の内容と条件は治療前に書面でご説明し、種類ごとの料金は審美歯科のページに掲載しています
よくある質問
セラミックの歯は、平均で何年くらい使えるものですか?
セラミックが欠けてしまいました。全部作り直しになりますか?
子どもの歯ぎしりが激しいのですが、親の私のセラミックとは関係ありますか?
被せ物と歯ぐきの境目が黒く見えてきました。作り直すしかないですか?
外れたセラミックを自分で接着剤で付け直してもよいですか?
まとめ|セラミックの歯は「周り」を整えれば長持ちしやすい
セラミックの歯は何年もつのかという問いに、一律の答えはありません。材料そのものは変色も虫歯もしない一方で、寿命を決めるのは境目・歯ぐき・接着・噛み合わせという周りの変化だからです。
割れる原因の多くは歯ぎしりと硬い食習慣、外れる原因は接着の変化と支えの少なさ、境目が目立つ原因は歯ぐきの位置の変化です。境目のケア、マウスピースの併用、定期検診という長持ちのコツを家族で続けることが、結果として年数を延ばします。戸塚でセラミックの歯の経過が気になる方は、検診からご相談ください。
自由診療の副作用とリスク
副作用とリスク
- セラミックを用いた被せ物・詰め物は保険外の自由診療です
- セラミックは強い衝撃や歯ぎしり・食いしばりで欠ける、割れる、外れることがあり、使用年数を約束するものではありません
- 支えている歯の残りが少ない場合や噛み合わせが強い場合、外れやすくなることがあります
- 境目の清掃が不十分だと、その下の歯が二次的な虫歯や歯周病になる可能性があります
- 歯ぐきの位置の変化により、年数がたつと境目が見えてくることがあります
- 神経のある歯を削った場合、装着後に一時的なしみる症状が出ることがあります
おおよその費用
当院で扱うセラミックの歯の料金は1本あたり税抜で、オールセラミッククラウン(e.max)は100,000円、ジルコニアセラミッククラウンは150,000円、オールジルコニアクラウンは80,000〜100,000円です。詰め物のハイブリッドセラミックインレーは35,000円、オールセラミックインレーは50,000円、ラミネートベニアは120,000円となります。金属を使った被せ物の料金と、5年間の保証制度の条件は審美歯科のページと治療前の説明でご確認ください。会計の際は現金でもカードでもお受けできます。
記載理由
医療広告ガイドライン(平成30年6月1日施行)の考え方に沿い、セラミックの歯の寿命について正しい見通しを持ち、長持ちさせるための行動を選んでいただけるように記載しています。
※使用できる年数や経過には個人差があります。※金額はすべて税抜表示です。
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監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長 村上 翔 - 私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。セラミックの歯の経過やトラブルへの対応は診察のうえで個別に判断されますので、欠けや外れ、境目の変化が気になる場合は歯科医院での受診をおすすめします。
患者様の満足度調査を
実施しております。
少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。
日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、 診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、 そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。