ホワイトニングはなぜ白くなる?
クリーニングとの違い【戸塚】

ホワイトニングって、要するに歯の掃除のすごい版でしょう?」――戸塚のご家族からよくいただくこの質問、実は半分だけ正解です。歯の表面の汚れを落とす処置と、歯そのものの色を明るくする処置は、目的も方法も別もの。この違いを知らないまま申し込むと、「思っていたのと違った」につながりやすいのです。

この記事では、ホワイトニングとは何をする処置なのかを、クリーニングやホワイトニング歯磨き粉との違いから整理し、なぜ歯が白くなるのかという仕組みを、高校生でも分かる言葉で解説します。家族それぞれの「白くしたい」に合う入口を見つけるための基礎知識です。

ホワイトニングとは|「汚れを落とす」
ではなく「歯の色を変える」処置

シェードガイドを使って歯の明るさを確認する女性|戸塚モディシティデンタルクリニック

日本歯科審美学会の解説によれば、歯のホワイトニングという言葉は、広い意味では沈着した汚れや着色を取るクリーニングまで含む「歯を白くする処置の総称」ですが、狭い意味では歯の漂白(ブリーチ)だけを指すとされています(参照:一般社団法人 日本歯科審美学会「歯のホワイトニングについて」 https://www.jdshinbi.net/information/whitening.php )。歯科医院で「ホワイトニング」と案内される施術は、基本的にこの狭い意味、つまり漂白のことです。

似た言葉が並ぶと混乱しやすいので、代表的な3つを整理してみましょう。

名前 主な目的 変えられる色の範囲
名前:クリーニング(PMTC・エアフロー等) 主な目的:表面の汚れ・着色・細菌の膜の除去 変えられる色の範囲:外から付いた色まで。生まれ持った歯の色が上限
名前:ホワイトニング歯磨き粉 主な目的:日々の着色の付着を抑える・軽い着色を落とす 変えられる色の範囲:同じく表面の着色まで。漂白の成分は基本的に入っていない
名前:ホワイトニング(漂白) 主な目的:歯そのものの色調を明るくする 変えられる色の範囲:元の歯の色より明るい段階を目指せる

どれを選ぶかは「色がどこにあるか」で決まる

コーヒーやヤニなど外から付いた色が主体ならクリーニングで見違えることがありますし、歯の内側からの黄ばみが気になるなら漂白の出番です(黄ばみの原因の詳しい分類は、ここでは深入りしません)。つまり3つは優劣ではなく、担当範囲の違い。順番としては、表面を整えてから漂白へ進むと薬剤が働きやすいため、クリーニングが先に提案されることもよくあります。クリーニングの中身を知りたい方は、予防歯科の記事が参考になります。

言葉のイメージが生む「ありがちな誤解」

この整理を知らないと、「ホワイトニング歯磨き粉を何年使っても真っ白にならない」「クリーニングを受けたのに生まれつきの色は変わらなかった」という行き違いが起こります。どちらも製品や処置が悪いのではなく、担当範囲の外のことを期待してしまった結果です。また「白く塗ってもらえるんですよね?」という質問もいただきますが、漂白は塗装ではなく、歯に白い色を上塗りするわけではありません。名前のイメージで判断せず、その方法が「色のどこに」働くのかで見分けるのが正解です。

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なぜ白くなる?
薬剤が歯の中で行っていること

歯の色の段階を示すシェードガイドの接写|戸塚モディシティデンタルクリニック

ここからが本題です。削りも塗りつぶしもせずに、どうして歯の色が変わるのでしょうか。鍵を握るのは、過酸化水素や過酸化尿素という過酸化物の薬剤です。名前は理科の教科書のようですが、やっていることは意外とシンプルです。

色素の分子を「分解して小さくする」

歯の黄ばみのもとになっているのは、歯の内部にたまった色素の分子です。過酸化物の薬剤が分解される際に生じる成分がこの色素分子に作用し、化学的に細かく切り分けていきます。大きなかたまりだった色素が小さくなると、光の吸収のしかたが変わり、色として目立たなくなる。墨汁を一滴ずつ薄めていくと黒からグレー、やがてほぼ透明に見えてくるのと似た理屈です。色素そのものが小さく分解されるので、表面をどれだけ磨いても届かなかった「内側の色」に変化を起こせるわけです。表面をこすって落とすのではなく、内部の色のもとを化学的に変化させる。ここがクリーニングとの決定的な違いです。

「すりガラス効果」で白く見える面もある

また、薬剤の作用によってエナメル質の表面構造がわずかに変化し、光が乱反射することで歯が白っぽく見える効果(マスキング効果)も関与すると考えられています。曇りガラスが白く見えるのと同じで、こちらは色素の分解ではなく見え方の変化です。作用の程度には個人差があるとされます。いずれにしても、歯を削って白い素材に置き換えているわけではない、という点は共通です。

過酸化水素と過酸化尿素|2つの薬剤の関係

薬剤の名前を2つ挙げましたが、役割は地続きです。過酸化水素はそのまま漂白にはたらく成分で、主に歯科医院での施術に使われます。過酸化尿素は、口の中でゆっくり分解されながら過酸化水素を生み出す、いわば時間差で働くタイプで、自宅用の薬剤によく採用されます。即効型とじっくり型という性格の違いはあっても、最終的に色素へはたらきかける主役が同じ、という関係です。

オフィスとホームで「濃度×時間」の配分が違う

歯科医院の診療室で行うオフィスホワイトニングでは、歯科医師・歯科衛生士の管理のもとで濃度の高い薬剤を使い、光の照射を組み合わせて反応を助けます。一方、ご自宅で行うホームホワイトニングは、低めの濃度の薬剤を時間をかけて作用させる方式です。濃度と時間の配分が違うだけで、色素にはたらきかけるという原理は同じ。どちらが合うかは、生活スタイルと目指す白さによって変わります(メニューの詳しい比較はホワイトニングのページをご覧ください)。

「歯を削らない」は本当。ただし万能ではない

ホワイトニングは歯を削らずに行う処置です。一方で、仕組みから導かれる限界もあります。薬剤は天然の歯の色素に働くものなので、詰め物・被せ物といった人工物の色は変えられませんし、神経のない歯の内側からの変色には外からの薬剤が届きにくい。また、色の変化は一度の施術で完結するものではなく、時間とともに少しずつ戻る性質もあります。効きにくい変色の種類やしみるなどの注意点は、それぞれ別の記事で詳しく扱う話題なので、ここでは「原理があるから限界もある」とだけ覚えておいてください。自分の歯がどうかは、診察で確かめるのが確実です。

戸塚で「クリーニングとどっちが合う?」
から相談するなら

ホームホワイトニング用トレーにジェルを注入する様子|戸塚モディシティデンタルクリニック

「まず何をすればいいのか分からない」という段階のご相談こそ歓迎です。口の中を拝見すれば、色の主な原因が表面か内部かの見当がつき、クリーニングで足りそうか、漂白まで進むべきかをご提案できます。戸塚駅からすぐの当院で、それぞれに合う方法を仕分けします。

家族それぞれの「白くしたい」に入口がある

横浜市戸塚区はファミリー層の多いエリアです。当院のご相談も、お父さんは長年のコーヒーとタバコの着色、お母さんは写真写りが気になる全体の色味、就職活動を控えたお子さんは第一印象対策、というように世代ごとに動機が違います。着色が主体なら定期クリーニングだけで印象が変わることもありますし、色そのものを変えたいなら漂白の計画を立てる。同じ「白くしたい」でも処方箋は一人ずつ違うからこそ、最初の見立てに価値があります。ご家族一緒の来院で、まとめてご相談いただいて構いません。

  • 戸塚モディ7階にあり、戸塚駅から歩いてすぐです。年中無休で、受付は夜20時30分までです
  • 初回は口腔内の確認から始めます。虫歯や歯周病が見つかった場合は、色の相談より先にその治療をご案内します
  • クリーニングとホワイトニングのどちらが目的に合うか、色の原因ベースでご説明します
  • 薬剤の取り扱いは歯科医師・歯科衛生士が担当し、しみやすい方への配慮も行います
  • 完全個室でご家族一緒のご相談も可能です。オンライン予約・LINE予約をご利用ください

よくある質問

ホワイトニングでは、歯を削ったり溶かしたりしないのですか?
削りません。薬剤で内部の色素にはたらきかける処置で、歯を削って白い材料をかぶせる審美治療とは別のアプローチです。歯の表面を溶かして色を消すという方法でもありません。施術は歯と歯ぐきの状態を確認したうえで行いますので、気になる点は事前にお尋ねください。
薬剤は歯のどの部分で働いているのですか?
主に歯の内部にたまった色素の分子に作用します。表面の汚れを落とす洗剤のようなものではなく、内側の色のもとを分解して目立たなくしていくイメージです。あわせて表面の光の反射が変わる効果も関与するといわれています。
一度ホワイトニングをすると、歯の質は変わってしまいますか?
歯を削る処置ではないため、歯の形が変わることはありません。施術後に一時的にしみる症状が出る方はいますが、多くは時間とともに落ち着きます。歯や歯ぐきの状態によって向き不向きがあるため、事前の診察で確認したうえで進めます。
ホワイトニングの施術は誰が行うのですか?
歯科医院でのホワイトニングは、歯科医師または歯科衛生士が薬剤を取り扱います。ホームホワイトニングも、診察と説明を受けたうえで処方された薬剤をご自身で使う形です。口の中の状態確認という診療の入口があることが、歯科医院で行う大きな意味です。
オフィスホワイトニングでライトを当てるのはなぜですか?
薬剤の反応を助ける目的で光を照射します。光そのものが歯を白くするのではなく、主役はあくまで薬剤です。使用する機器や進め方は施術時にご説明しますので、疑問があれば遠慮なくお尋ねください。

まとめ|ホワイトニングとは、色素を分解して歯そのものを明るくする処置

ホワイトニングは、表面の汚れ落としではなく、過酸化物の薬剤が歯の内部の色素を分解することで歯そのものの明るさを引き上げる処置です。クリーニングとの違いは「外から付いた色を落とす」か「内側の色を変える」か。ホワイトニング歯磨き粉が受け持つのは前者の範囲です。

仕組みが分かると、広告の言葉に流されず、自分に必要なのがどちらなのかを考えられるようになります。表面の色ならクリーニング、内側の色なら漂白、両方なら順番に。迷ったら、戸塚の当院で色の原因の見立てからご一緒しましょう。

自由診療の副作用とリスク

副作用とリスク

  • 歯科医院のホワイトニング(漂白)は自由診療にあたり、保険は使えません
  • 薬剤の性質上、一時的な知覚過敏や歯ぐきの刺激症状が出ることがあります
  • 効果の感じ方には個人差があり、変色の原因により変化が小さい場合もあります
  • 人工の歯(詰め物・被せ物)の色は変わらないため、施術後に色差が生じることがあります
  • 時間の経過とともに色は少しずつ戻るため、白さの維持には継続的なケアが必要です
  • 施術の可否は、虫歯・歯周病の有無などを診察で確認してから判断します

おおよその費用

費用は、ホームホワイトニングおよびオフィスホワイトニングが各25,000円、デュアルホワイトニングのみ40,000円(いずれも上下・税抜)で、片顎のプランも設けています。掲載料金は時期により見直されることがありますので、詳しくはホワイトニングのページをご確認ください。お支払いは現金に加えてクレジットカードもご利用いただけます。

記載理由

医療広告ガイドライン(平成30年6月1日施行)に準拠し、ホワイトニングという言葉の意味と仕組みを理解したうえで、ご自分に合う処置を選べるように記載しています。

※白さの変化・症状の出方には個人差があります。※表示額は税抜です。

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村上 翔
監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長
私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。ご自分の歯の色に合う処置はクリーニングか漂白か、判断には診察が必要ですので、迷ったら歯科医院での相談をおすすめします。

患者様の満足度調査を
実施しております。

少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。

※日本⻭科医療評価機構とは
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